2019年の10月に消費税を現在の8%から10%に引き上げすると安倍首相が表明したが、
昨日のニュースを見ると日銀は消費税増税を困惑視しているとのこと。
消費税増税が延期になれば、幼保無償化はどうなるのだろう?・・・
消費税が始まったのは、、、
まず消費税とは、商品を買ったりサービスを受けたりする時に支払う税金で、
平成が始まった1989年の4月に税率3%で導入された。
のちに高齢化に伴い、社会保障費を賄うために1997年の4月に5%に引き上げられた。
さらに高齢化で増え続ける年金や医療・社会保障費を賄うため2014年の4月に8%に引き上げしたが、この時税収の使い道を高齢者3経費(基礎年金・老人医療・介護)と呼ばれる高齢者メインの社会保障から、社会保障4経費(年金・医療・介護・子育て)の高齢者だけでなく孫の世代までのサポートをする全世代型対応の社会保障費に充てられる事となった。
消費税が8%から10%へ、、、
2019年の10月の10%への引き上げは、医療や介護などの社会保障コストが膨らみ続けている事や、教育無償化の充実に向けて財源の確保が必要と判断されたためであるが、
過去にも増税を2度にわたり延期している。
この時増税を延期した理由は、個人の消費の低迷が続いていて増税を行えばさらに消費しなくなりデフレの恐れがあったために延期された。
5%から8%へ引き上げた時も、直前に大きな駆け込み需要が発生し、その反動で8%へ消費税増税後に消費が落ち込み、次第に回復すると思われていたが、思うように回復していないのが現状である。
今回の議事要旨では2%のインフレ目標に向けた勢いは維持されているとのことだが、
米中貿易戦争などの海外経済の下振れリスクが顕在化するなか、景気は下に進みつつあり、
海外経済の動向や消費税増税の影響次第では今後、景気後退への動きが強まるといった声もある。
増税前に幼保無償化法が成立したが、、、
消費税増税の10%の中の税収の使い道で、幼保無償化が成立したわけだが
もし消費税の増税を延期することになったら、この法案はどうなるのだろうか、、、
安倍首相は2008年のリーマンショック級の出来事が起こらない限り、税率は上げる予定と公言しているが、
3月の景気動向指数が13日に、1〜3月期国内総生産(GDP)速報が20日に発表があるため
今後の動きに要注目するしかない。
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